家庭教育の重要性が久しく言われ続けられている。しかしながら、核家族化、女性の社会進出の増加による共働きなど社会構造が大きく変わり、親が子どもに関わる物理的な時間が大きく減少している。『自分なりの家庭教育』が進み、昔のようなご近所・地域社会と関わりながらの家庭教育は絶滅したと言えば大げさになるだろうか。
<学校教育に委ねてしまった失敗-2>
親の時間がないから、子どもと話す時間がない。だから『いじめ』問題ひとつをとっても、いじめを受けている子どもの親は気がつかず、事件が起こると、そこで初めて知り、学校のせいにする。自分の子どものことを一番知っていなければならないのは親だろうと私は思う。
一昔前は泳ぎも人間の生きる力のひとつとして親や兄弟が海や川で直接教えていた。危険が伴うと言うことで臨海学校がなくなって久しい。今は学校のプールで泳ぎを習う。しかもその為なのだろうか、スイミングスクールは子どもたちの習い事で長年1位を占めている。全ての多くを学校に委ねることが当たり前のようになっている。これでは先生方も大変である。
プールで泳げるが海では泳げないという子どもが急増。これこそ本末転倒ではないだろうか。これも親が子どもに関わる物理的な時間が大きく減少しているせいだけなのだろうか。近所や地域社会と関わりながらの家庭教育の重要性を今一度考える時が来た。
お問い合わせ
CONTACT
TEL 03-3237-9801
10:00~17:00(土日祝祭日は除く)