知育、徳育、体育も一人の人間として、将来を生きぬいて行くことが出来る子どもたちを育む為に必要なのだと思う。それは、『五感教育』そのものである。
知育=先人の知識を教わり、自分の知恵を育む
徳育=心情や道徳的な意識を養う
体育=健康保持・増進と体力の向上をはかる
どれも習得する為には、実際に目で観て、耳で聴き、鼻で匂いを嗅ぎ、口で食感を味わい、手・身体で実際に触れて感じる人間としての基本が必要なのではないだろうか。
将来、社会に出た時に頭の良い子が力を発揮する。学校の成績が良い子が頭の良い子なのだろうか。一般的には学校の成績の良い子のことを頭が良い子だと勘違いしている人が多いと思う。もちろんその確率は高いのかもしれない。しかし、成績の良さと頭の良さはイコールだとは思わない。五感を通して体得したものや、実際に体験した多くの経験から、色々なものを新たに導き出せる、そういった子どもが国際的に観ても社会で活躍出来るのではないだろうか。そこには今学校で教わっている『答えのあるものの出し方』の考え方は皆無なのではないだろうか。知識としては必要であってよい。しかし、知識の上に知恵が出せるような教育でなければ意味がない。
知恵を働かせ社会の中で新しい物(アイデア、産物、新素材、発見などなど)を生み出して行く時、暗記だけで答えが出せるものがあるのだろうか。私にはあるとは思えない。
今からでも遅くはない、『五感教育』の意識をもう一度認知し見直すことが、日本の学校教育そのものを解く大きな鍵になると私は思う。
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